人を射止めるマーケティング~映画『ドリーム』から考えたAIDAのある日常~

●映画を観ながら考えた
”人を射止めるマーケティング”
先日、映画『ドリーム』を観て来ました。
公開期限ぎりぎりだったにも関わらず
人が多くて、人気の高さが伺えました。
全く知らない方のために
あらすじを超ざっくり説明すると、
==あらすじ==
1960年前後、まだ黒人と白人の
分離政策が続いていた頃の
アメリカ、NASAを舞台に、
天才数学者のキャサリン、
技術者志望のメアリー、
先見の明をもつ姉御肌のドロシー
という3人の黒人女性が
自分達の能力で
道を切り拓き、
アメリカ初の有人飛行の下支えとなる、
というお話しです。
dream.png
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事実に基づく
とても素敵なストーリーだったので、
ぜひ機会があれば
みなさんもご覧頂ければ、
と思いますが
今日はこの映画を観ながら考えた
”人を射止めるマーケティング”
をお伝えしようと思います。
マーケティングの古典的な理論の1つに
AIDA理論というものがあります。
これは、消費者が何かを”買う”までの
プロセスを、順に
A=Attention 関心をもつ
I=Interesnt 興味をもつ
D=Desire 欲をもつ
A=Action 行動する
の4つに分けた考え方です。
映画を観ていて、
人間関係にもこの4つ、つまり
関心、興味、欲、行動に当たる
強烈な出来事が
存在するのかも知れない、
だとしたら広告などのキャンペーンに
活用できるのかも知れない、
そう感じました。
どんなシーンにそう感じたのか?
中でも強烈に印象に残った
出来事ををお話ししますね。
興味をもった出来事
=パフォーマンス
宇宙飛行士のジョン・グレンが
キャサリンに興味をもったのは
会議中、
キャサリンが難しい数式を扱い、
あっという間に
予想落下地点を導き出したことでした。
この意図せぬパフォーマンスが
のちに”信頼”になる、
キャサリンへの”関心”のきっかけに
なりました。
欲をかき立てる出来事
=相手のことを知る
技術者になるために、
白人用の学校に
行かなくてはならなくなったメアリー。
許可を得るために州議会に提訴します。
そして審議の日。
審議官の事を調べつくし
「一番になること」
「100年先に続く前例を作ること」
があなたなら、今できる!と
訴えることで、
入学許可を勝ち取りました。
映画なので誇張されている
部分もあるかも知れません。
けれども、人はこうやって
日常にもマーケティングを使って
いるのだと再確認しました。
どんな出来事、気持ちが
人のAIDAのきっかけになるのか?
この視点こそが”お客様視点”かも
知れませんね。

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